CTとはComputed Tomography：コンピューター断層撮影法の略であり、CT検査はエックス線を使って身体の断面を撮影する検査です。
エックス線は身体の内部を通過しますが、組織や臓器によって通過しやすさは異なります。CTは通過したエックス線量の差をデータとして集め、コンピューターで処理することによって身体の内部を画像化します。
体内の様々な病巣を発見することができますが、特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓、大腸などの腹部の病変に関しては、優れた描出能が知られています。
必要に応じてワークステーションを使用し、3D：立体画像が構築出来ます。診断だけでなく、手術前シミュレーションなど臨床に役立つ画像の提供が可能です。

マルチスライスCT装置

～高速撮影･低被曝機能～

この装置は瞬時に細かく160断面（ｽﾗｲｽ）が同時に撮影でき、撮影時間の大幅な短縮が可能になり、従来の装置より広範囲の検査が行え、最高レベルの全身検査が可能になりました。
また、被ばく低減機能を搭載し、被ばく線量が最大７５%まで低減されましたので、患者様は不安を感じる事なく検査を受けていただけます。