呼吸器科
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
9:00~12:00 | – | – | – | – | – | 田嶌 |
16:30~18:30 | – | – | – | – | – | – |
※休診日もございますので、お手数ですがTOPページから外来担当表を参照してください。
当科の特徴
検査は、レントゲン、CT、呼吸機能検査を行うことができます。肺癌や間質性肺炎等は診断や評価のために気管支鏡検査や詳しい肺機能検査などが必要と判断した場合は、設備の整った施設をご紹介させていただいています。急性及び慢性呼吸不全に対する治療の充実、気管支窒息死の撲滅を目指して取り組んでおります。
肺癌
肺癌は個別化治療が進んでおり、手術、化学療法(殺細胞性抗がん剤、分子標的剤、免疫チェックポイント阻害剤)、放射線治療を適切な時期に適切な組み合わせで行うことが大切です。治療方法は発展していますが未だにがんの部位別死亡者数は上位であり、早期発見・早期治療が必要な疾患です。初期には症状はほとんど見られることはなく、定期的な画像検査によって拾い上げる必要があるため、がん検診の重要性が特に高いと言えます。市の健康診断や、当院でも行っている人間ドックで肺に異常な影が見られた場合、適切に判断して治療につなげます。
気管支喘息
吸入ステロイド薬を長期的に使用することで発作を起こすことなく症状をコントロールし、喘息の症状に困ることなく生活できるようにします。古くは気管支喘息に対する良い治療法がなく、ステロイド薬の内服をしても症状が安定せず、喘息によって死に至る方が多くおられました。現在はとてもよい吸入薬が開発されており、喘息発作を引き起こさせず、日常生活に支障をきたせないようにすることが可能になりました。「ゾレア」「ヌーカラ」「ファセンラ」など、重症喘息に対して用いる注射のお薬も一般的になりつつあり、きちんと治療することによって生活の質が上がることが期待されます。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
禁煙指導、吸入気管支拡張薬を用いた治療を行います。昭和の時代には、男性は喫煙することが当たり前とも言えるような世の中でした。現在はたばこを吸う環境がかなり排除されたこともあり、喫煙率は下がりました。しかし、過去の喫煙歴によって肺が痛めつけられ、「歩くと息切れがする」「咳や痰の症状で困っている」などと訴える方は多くおられます。しっかりとした吸入治療を行うことで症状が改善し、日常生活を満足して行えるようになることを目標とします。重症の場合は、在宅酸素療法を選択する場合もあります。CDPDが肺癌を合併することがとても多いため、肺癌の早期発見のための画像検査も定期的に行います。
睡眠時無呼吸症候群
「仕事中に眠気が強くて居眠りをしてしまう」「家に寝ているのに、疲れが取れない」「一緒に寝ているパートナーにいびきがうるさいと言われる」などと、お困りの方も多いのではないでしょうか。そして「自分も、睡眠時無呼吸症候群なのかもしれない」と、気づいている方もおられるでしょう。睡眠無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)とは寝ているときに、いびき・無呼吸がひどい状態です。十分な睡眠をとっているつもりでも、無呼吸のせいで脳や身体が休まらないので、日中の眠気や疲労感が積み重なり、日常生活に悪影響を及ぼします。自宅で簡易無呼吸検査やポリソムノグラフィー(他院へ紹介)を行うことで診断し、CPAP(シーパップ)というマスク型の機械を装着して毎日眠ることで治療できます。
・いびきがうるさいと言われた
・息苦しさを感じて目が覚める
・夜中に何度もトイレに行く
・起きた時に口が渇いている
・熟睡感がない、体が重い
・昼間に眠気がある(運転中や会議中にうとうとすることがある)
・きちんと眠ったはずなのに、疲れが抜けない
・運転中に眠くなる
などの症状でお困りの方は、ご相談ください。